スマートフォンの充電に使用するUSBケーブル。
主にUSB Type-Cやライトニングケーブルが主流ですが、正しい使い方をしなければ断線の恐れがあります。
「断線すると発火して危ない!」
とはよく聞きますが、そもそも具体的なメカニズムはどうなっているのでしょうか?
発火のメカニズム
断線すると危ないって聞くけど、何が危ないのかな。
短絡(ショート)してしまい、発火する可能性がありますよ。
充電ケーブルは断線していなくても、断線しそうになっている時から危険な状態です。
断線には至らずとも、芯線が徐々に細くなることによって電気抵抗が増し、細くなった部分が発熱してしまうことはご存知でしょうか。
以下の動画は「断線しかかったケーブル」で実験を行ったものです。
なかなかに恐ろしい結果ですね。
断線しかかった状態で被覆が溶け始めてしまい、最終的には発火するほか、被覆が溶けることで短絡(ショート)が発生することでも発火してしまいます。
折れ曲がってしまったケーブルも危ないので、使うのはやめましょうね。
断線していなくても危ないんだね。
断線を防ぐには?
どうしたら断線を防げるのかな。
充電しながらのスマホ操作はとても断線しやすいのでやめましょう。
一番の原因は、充電しながらスマートフォンを操作することです。知らず知らずのうちに、コネクタ部分に強い荷重が繰り返し掛かってしまいます。
あなたは寝る前に、横になりながらスマートフォンを弄っていませんか?
ほとんどの断線がスマートフォンのコネクタ近くで発生しており、これを裏付けていると言えます。
下の写真は筆者の断線ケーブルですが、同じようにスマートフォンのコネクタ近くで断線してしまっています。
決して製品が悪いわけではなく、使い方が悪かった結果です。
就寝中に重度のやけどを負ってしまった事故も発生しており、非常に危険です。
寝ながらスマホはやめるか、下記の対策を考えてみましょう。
対策は?
寝ながらスマホは絶対ダメなのかな。
“L型”の充電ケーブルなら、寝ながらでも断線しにくいですよ。
対策は大きく分けて3つあります。
あなたに合わせて、よく検討してみてくださいね。
対策1. 断線しにくい充電ケーブルを使う
ナイロン素材や、三重編組など、高耐久で断線しにくい充電ケーブルを使うことで断線を防げます。
以下はAmazonで非常に評価の高いUSB Type-C 充電ケーブルの一例です。
しかし、
「高耐久 = ケーブルが硬い」
ということでもあり、操作性は悪くなってしまうかもしれません。
対策.2 L型充電ケーブルを使う
L型ってどういうケーブルなのかな。
コネクタ部分が”L”に曲がったケーブルのことですよ。
2つ目の対策は「L型充電ケーブル」を使うことです。
コネクタがL字に曲がっていて、耐久性がとても高いのが特徴です。
筆者は以下のL型充電ケーブルをずっと使用していますが、断線の気配すらありません。長い間愛用し続けています。
コネクタがL字に曲がっているので、横向きでゲームなどをプレイするときもケーブルが邪魔になりません。
しかし、スマートフォンに非常に大きなカバーを付けている場合、L型ケーブルが干渉してしまう可能性があります。
使用しているカバーと相談する必要がありますね。
対策.3 寝ながらスマホを弄らない
それは止められないよ。
一番の対策は、寝ながら、そして充電しながらスマートフォンを弄らないことです。
ブルーライトを浴びないため、健康にもプラスになります。
もしどうしても寝ながらスマホを弄りたいのであれば、上で紹介した対策を検討してみましょう。
断線しかかったケーブルを使う、なんてのはもってのほかですよ。
最後に、ケーブル発火でやけどしてしまったニュース動画をご紹介します。
あなたの行動が命取りに。怪我をしてからでは遅いですよ。
コメント