2008年
2007年1月、Appleが衝撃的なガジェットを発表しました。
iPhoneです。
このときから世界の「電話」の常識が変わることになります。
フューチャーフォンの衰退、スマートフォンの躍進…
このときSONYは何を想い、どのようなスマートフォンを世に送り出したのでしょう?
Xperia X1
OS | Windows Mobile 6.1 Professional |
SoC (CPU) | Qualcomm MSM7200A 0.5 GHz |
メモリ | 256 MB |
ディスプレイ | 3.0 インチ 800 x 480 ピクセル |
ストレージ | 512 MB |
サイズ | 110 × 53 × 16.7 mm |
重量 | 158 g |
「目指すは、世界シェアトップ3入り」
記念すべき初代モデルであるXperia X1。
世界シェア獲得を目指したSONYの出した答えは、スマートフォン事業への進出でした。
2008年当時に既に発売していた”Walkman Phone”や”Cyber-shotケータイ”とは別に、新たなブランド”Xperia”を冠して発表されました。
2008年2月発表、2008年10月に発売された一番最初のXperiaです。
OSには当時主流のWindows Mobileを採用しています。
黎明期であるAndroidはXperiaへの搭載が見送られましたが、他メーカーでは同時期にAndroid 1.0を搭載した端末「HTC Dream」が海外で発売されています。
気になるスペックは、CPUがQualcomm MSM7200A 0.5GHz、メモリは当時最新のiPhone3Gの倍の256MB、ストレージは極小ともいえる512MB。
ディスプレイは今では考えられないほど小さなたった3インチ、解像度は800×480のWVGAでした。
開発は驚くべきことにHTC。
SONYは独力で開発する力がなく、OEMで供給を受けていました。
BluetoothやGPS、miniUSB端子を搭載するなど、当時から主要な機能(ハードウェア)は揃っていたものの、日本では発売されませんでした。