2009年
2008年に販売されたXperiaはX1のみ。2009年もXperiaの販売は少なく、本格的にXperiaが販売されるのはもっと後になります。
また、2009年は2008年と同様、日本で販売されたモデルがありません。
種類が少なく、尖った機能の多い当時のXperia。あなたは知っていますか?
Xperia X2
OS | Windows Mobile 6.5 Professional |
SoC (CPU) | Qualcomm MSM7200A 0.5GHz |
メモリ | 256 MB |
ディスプレイ | 3.2 インチ 800 x 480 ピクセル |
ストレージ | 512 MB |
サイズ | 110 x 54 x 16 mm |
重量 | 155 g |
2009年当時のスマートフォンは、ビジネス端末でした。
客先でのメール、電話、カメラ撮影、そしてプレゼン資料が表示できれば満足でした。
そして史上2番目に登場したXperiaは、”ビジネス端末としてだけ”は完璧でした。
動作が最悪のInternet Explorer、古すぎるWindows OS、小さすぎる画面、最低ともいえる文字入力。
とあるページではタッチ作動する。ところが次のページでは途端にスタイラスが必要になる。そして次のページではまたタッチ作動する。
強いて言えば、デザインが良い。
それがXperia X2でした。
しかし当時のXperiaはHTCからのOEM供給。
初代Xperia X1を含め、当時のSONYにはスマートフォンを1から作り出す技術はありませんでした。
きたるXperia X10に備え、SONYはノウハウの蓄積に尽力していました。
日本では発売されなかったものの、熱狂的なファンは個人輸入して使っていました。
今では小さすぎる3.2インチディスプレイ、画素数が少なすぎる8MPカメラも、当時は目新しいものだったからです。
>> Xperia X2 – Full phone specificasions | GSMARENA
▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較
Xperia pureness
3番目のXperiaは、まさかのガラケー。
OS | A200 Platform |
SoC (CPU) | Single-Core |
ディスプレイ | 1.8 インチ 240 x 320 ピクセル |
ストレージ | 2 GB |
サイズ | 102 x 43 x 13 mm |
重量 | 70 g |
Xperia pureness は2009年11月に発売された、Xperiaのガラケーです。
カメラなし、SDカードスロットなし、1.8インチスケルトンディスプレイ、そしてモノクロしか表示できないディスプレイ。
当時の日本のガラケーはカメラ付が当然、DXアプリやフルブラウザができて、防水・おサイフケータイ・赤外線も当たり前。
開発コンセプトは”技術の休日”。(“talk,text,time – a holiday from technology”)
SONYという技術屋が、技術ではない何かを訴えかけて開発した。
そんな機種かもしれません。
公式サイトでwhitepaperが見れますので、気になる方はぜひどうぞ。
>> Xperia pureness – White paper | Sony Ericsson