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Xperiaの歴史 – 2017年

2017年

また赤字。

2016年度で黒字転換したスマホ事業も、そう長く好調は続きませんでした。
2017年度に再び赤字へ突入します。

驚くべきことに、過去10年間のSONYのスマホ事業で黒字を記録したのはたったの2回だけです。
※下図:SONY スマホ事業の営業損益推移

一体何が悪かったのでしょうか?
気になる2017年度のXperiaを見ていきます。

Xperia XA1

OS Android 7.0
SoC (CPU) Mediatek Helio P20 2.3GHz / 1.6 GHz Octa-Core 64bit (MT6757)
メモリ 3 GB
ディスプレイ 5.0 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 32 GB
サイズ 145 × 67 × 8.0 mm
重量 143 g

「Perfect pictures with 23 megapixels.」

2代目XAシリーズ、XA1。

先代の発売から経つこと10か月、後継機 Xperia XA1 が2017年4月に発売されました。
XAからはCPUやメモリをはじめ多くの点が進化しています。

Xperia XAとXA1を比較してみると…

比較項目 Xperia XA Xperia XA1
OS Android 6.0 Android 7.0
SoC (CPU) MediaTek Helio P10 2.0GHz / 1.0 GHz Octa-core 64bit (MT6755) Mediatek Helio P20 2.3GHz / 1.6 GHz Octa-Core 64bit (MT6757)
メモリ 2 GB 3 GB
ディスプレイ 5.0 インチ 1280 x 720 ピクセル 5.0 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 16 GB 32 GB
サイズ 143.6 × 66.8 × 7.9 mm 145.0 × 67.0 × 8.0 mm
重量 137.4 g 143.0 g
充電端子 MicroUSB USB Type-C
価格(発売開始当初) 約 33,000 円 約 34,000 円
Antutu Score (v6) 47,000 76,000

という具合で、何から何までスペックアップされています。
唯一スペックアップしていないのはディスプレイくらい。

このほか、キャッチコピーにもあるようにカメラが2300万画素にスペックアップしています。
何気にフラッグシップモデルと並ぶ画素数ですが、当時最新のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載していることから、ミドルシップモデルながらかなりカメラに気合を入れていることがわかります。

このように数々のスペックアップが施されているながらも、価格は据え置きだったこともあり、市場の評価はかなり高い機種です。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ76,000。
このスコアはXperia Z5とほぼ同等であり、Xperia XAの上位機種であるXperia Xよりも高いスコアです。非常にコスパに優れた機種だとわかりますね。

>> Xperia XA1 – Sony Xperia (UK)

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XZs

OS Android 7.1
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 820 2.15GHz / 1.6 GHz Quad-Core 64bit (MSM8996)
メモリ 4 GB
ディスプレイ 5.2 インチ 1920 x 1080 ピクセル
ストレージ 32 / 64 GB
サイズ 146 × 72 × 8.1 mm
重量 161 g

「Super slow motion. Super Wow expression.」

Xperia XZのマイナーチェンジモデル、 Xperia XZs 登場。
2017年4月海外発売。日本では2017年5月に主要3キャリアから発売されました。

見た目はそっくりXZそのまま。唯一わかりやすい違いといえばカメラのレンズがちょっとだけ飛び出している点。

Xperia XZs

レンズ厚みはXZ比+0.3mmで、その分飛び出している。
カメラ周りは他にもイメージセンサー、画像処理エンジンを刷新しており、ほとんど新設計しています。

その中でも特に変わったのはイメージセンサー。その名も

「Motion Eye」

「motion eye」の画像検索結果

正確にはカメラユニットの総称だけど、これはイメージセンサーと処理回路の間にDRAM(メモリ)が組み込まれているのが特徴で、ざっくりいうとカメラの処理速度が大幅に向上したことで”ゆがみ”が減った。

カメラ開発担当の高野さんと板垣さん曰く

「人の目が捉えられないものも捉える」

がコンセプトとのこと。ゆがみだけでなくスーパースローモーションの撮影や画質の向上、処理能力の増強がされています。

カメラ メインビジュアル

ちなみに当時はデュアルカメラやトリプルカメラの黎明期でした。
Apple(iPhone 8 Plus)やHUAWEI(Mate 10 Pro)といった主要な各メーカーから、つまり多くのメーカーからマルチカメラ搭載モデルが発売されました。

XZsのカメラはシングルカメラですが、実は開発担当の板垣さん自身、

「そういう傾向があるのは理解しています」

と回答されている。

Xperia XZs

しかしXZsにマルチカメラを搭載しなかったのは、

「基本画質の向上をまず目指しました」

というコンセプトがあったから。
他メーカーの機種が”カメラが二つ”というわかりやすいセールスポイント選択した中、あえてシングルカメラを選択し、カメラの基本性能の高さを売り文句にしている。

結果的には市場での評価も上々。特に聞かれたのが、

「スローモーション撮影が面白い」

なんて声だったんだから、開発陣的には狙い通りの結果になったのではないでしょうか。

https://www.sonymobile.co.jp/myxperia/howtoxperia/camera/img/function29/step03.jpg

ちなみにカメラ以外の進化点としては、マイナーチェンジモデルながらXperia史上初の4GB RAMを搭載したのが大きなポイント。
一般ユーザーが3GBと4GBの違いを体感できるかは別ですが、重たいゲームなどで遊ぶヘビーユーザーにとっては嬉しい限りではないかと。

また、これ以降のXperiaでは続々と4GB RAMを搭載する機種が登場します。
Xperiaシリーズにおける節目の機種といえるかも。

その他、ストレージの増加、日本向けモデルではフルセグ、FeliCa(おサイフケータイ)に対応するなど、マイナーチェンジモデルながらフラッグシップ顔負けの機能を搭載しています。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ140,000。
これは同じCPUを搭載するXperia XZやXperia X Performanceから変わっていません。当時としては一世代前のCPUを採用していたため、およそ1年もの間ベンチマークスコアが上昇していないということに。

結果的に、一部からは”目新しさが無い”という声も。
マイナーチェンジモデルだから当然、といえばそれまでですが。

スマホに求める機能は人それぞれってことです。

>> Xperia XZs – Sony Xperia (UK)

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia L1

OS Android 7.0
SoC (CPU) MediaTek MT6737T 1.45 GHz Quad-Core 64bit
メモリ 2 GB
ディスプレイ 5.5 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 16 GB
サイズ 151 × 74 × 8.7 mm
重量 180 g

「Smooth performance. Standout display.」

Lシリーズの第2モデル、Xperia L1です。
初代”Xperia L”が登場した2013年から約4年ぶりに新モデルが登場したことになります。

2017年最初のXシリーズ以外の機種になります。
2016年はEシリーズが発売されていますので、毎年廉価版モデルが発売されていることになりますね。

そして何の前触れもなく突如として発表されたのが Xperia L1 です。
2017年3月発表、2017年5月発売。

廉価版モデルですが、USB Type-C採用、Quad-Core CPU、HD ディスプレイ、外観はXシリーズと同様のループデザインを採用する等、廉価版とは思えない仕上がりとなっています。
防水防塵は非対応ですが、価格が2万円程度であることを考慮すれば、十分コスパは高いと言えますね。

気になるAntutuベンチ(v6)のスコアはおよそ38,500。
Android 7を動かすには少しモッサリしますが、用途を考えれば必要十分な性能ではないでしょうか。

>> Xperia L1 – Sony Xperia (UK)

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XA1 Ultra

OS Android 7.0
SoC (CPU) Mediatek Helio P20 2.3GHz / 1.6 GHz Octa-Core 64bit (MT6757)
メモリ 4 GB
ディスプレイ 6.0 インチ 1920 x 1080 ピクセル
ストレージ 32 / 64 GB
サイズ 165 × 79 × 8.1 mm
重量 188 g

Ultraシリーズに再び後継機が登場しました。
その名も Xperia XA1 Ultra 。2017年5月、海外でのみ発売です。

前機種のXperia XA UltraからはCPU、RAM、ストレージが進化。充電端子もUSB Type-Cになりました。
XA Ultraの正統進化版です。

なお、発売当初の価格はXperia XA Ultraの41,000円から47,000円に増加。
価格差は6,000円程度ですが、約50,000円と聞くと少し手が出しにくい印象です。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ75,000。
65,000程度との報告もありますが、おおよそXperia XA1と同等と考えて問題ないでしょう。なお、Xperia XA Ultraのスコアは49,000ですので、単純に考えると性能が1.5倍になったといえます。

>> Xperia XA1 Ultra – Sony Xperia (UK)

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XZ Premium

OS Android 7.1
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz / 1.9 GHz Octa-Core 64bit (MSM8998)
メモリ 4 GB
ディスプレイ 5.46 インチ 3840 x 2160 ピクセル
ストレージ 64 GB
サイズ 156 × 77 × 7.9 mm
重量 195 g

「Everything becomes Wow」

Xperia XZの発売から7か月。
後継機 Xperia XZ Premium です。

海外では2017年5月に発売、国内では2017年6月にdocomoから発売。

XZから何が変わったのかというと…

比較項目 Xperia XZ Xperia XZ Premium
OS Android 6.0 Android 7.1
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 820 2.15GHz / 1.6 GHz Quad-Core 64bit (MSM8996) Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz / 1.9 GHz Octa-Core 64bit (MSM8998)
メモリ 3 GB 4 GB
ディスプレイ 5.2 インチ 1920 x 1080 ピクセル 5.46 インチ 3840 x 2160 ピクセル
ストレージ 32 GB 64 GB
サイズ 146 × 72 × 8.1 mm 156 × 77 × 7.9 mm
重量 161 g 195 g
価格(SIMフリー版 発売開始当初) 約 77,000 円 約 86,000 円
Antutu Score (v6) 135,000 165,000

簡単にまとめると、全部変わった。

特記すべきは新しく搭載されたCPU、そして世界初の4K HDRディスプレイ。

CPUはクロック数が向上し、Octa-Core化されたにもかかわらず小型化されています。


写真左がSnapdragon 835、右がSnapdragon820。(写真 – ITmedia

これはCPUのプロセスルールがSnapdragon 835で新たに微細化されたため。
従来のプロセスルールが14nmであるのに対し、Snapdragon 835ではモバイルプロセッサとしては史上初の”10nm”のプロセスルールで製造されています。
これにより従来比で約35%サイズが小さくなっています。

ご存知の通りプロセスルールの微細化によるCPUの小型化は消費電力に影響するため、Xperia XZが搭載するSnapdragon 820比で約25%消費電力が低減されました。

このCPU/チップセットの変更による消費電力の低減は特徴なのですが…さらに注目すべき点はディスプレイ。

ディスプレイ メインビジュアル
Xperia Z5 Premium以来となる4Kディスプレイを搭載しています。その4Kディスプレイも、Z5 Premiumではプリインストールの「Movie」アプリ、「Album」アプリでしか4Kコンテンツを楽しめませんでしたが、Xperia XZ Premiumでは「サードパーティ製」アプリの4Kコンテンツを楽しめるように。
Z5 Premiumではプリインの一部のアプリしか4K表示できなかったため、

「なんのための4Kディスプレイなんだ」

という声が聞こえましたが、このモデルにてようやくユーザーの声が反映されたことになります。発売時点では「dTV」、「Amazonプライム・ビデオ」、「Netflix」の4Kコンテンツに対応していました。

この4KディスプレイはさらにHDR(High-dynamic-range rendering)にも対応。映像が従来よりも肉眼で見たときの色合いに近くなり、より深みのある映像が表示されます。

ストレージ方式としてはUFS2.1を採用。カタログ数値には出てこない…というかここに注目する人があまりいませんが、実は結構大きな進化ポイント。
従来のeMMCと比べ高速な読み書き性能を持つ方式で、データ転送速度は理論値で5.8Gbps以上となっています。
この5.8Gbpsという速度はPCのSSDに匹敵する速度。Xperia XZ Premium発売時点でPCで最も使用されていたSSDの接続方法であるSATA 3.0接続の理論値が6.0Gbpsですので、スマホとほぼ変わりません。実行速度となるとPCのSSDに軍配が上がりますが、それでもPCとスマホの性能差はほとんどない状態です。

その他防水防塵、フルセグ、おサイフケータイは当然ながら対応しており、Xperiaとしては久々の「 全部入りケータイ 」です。(赤外線通信はありませんが)

比較的バランス良く性能がまとまっているためか、一部で充電に関する不具合が報告されているものの、市場の評価は高いXpeiraでした。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ165,000。
同時期発売のSnapdragon 835搭載端末より若干スコアは劣っていましたが、ディスプレイや防水防塵などベンチマークでは評価できない部分が強い。そんなスマホです。

>> Xperia XZ Premium (SO-04J) ? ソニーモバイルコミュニケーションズ

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XZ1

OS Android 8.0
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 835 2.35GHz / 1.9 GHz Octa-Core 64bit (MSM8998)
メモリ 4 GB
ディスプレイ 5.2 インチ 1920 x 1080 ピクセル
ストレージ 64 GB
サイズ 148 × 73.4 × 7.4 mm
重量 155 g

「Imagine a richer experience」

2017年9月発売、Xperia XZ1
日本では海外から2か月遅れの2017年11月に発売しました。

OSはAndroid 8.0を搭載。発売時点ではGoogleのPixel / Nexus以外の端末で初搭載。

基本スペックは好評だったXZ Premiumから据え置きの点が多くなっていますが、一部進化した点も。

  • 本体強度が向上(アルミシャーシ端を折り曲げる”バスタブ構造”を採用)
  • HDR動画対応(Full HDディスプレイ初)
  • 超スローモーション撮影対応(960 FPS)
  • 先読み撮影機能向上(笑顔検出)
  • 3Dクリエイター追加(カメラ)
  • 内蔵スピーカー音圧増加(約50%)

この通り・・・XZ Premiumからわかりやすく進化した点は正直あまりない。
命名ルール的には”XZシリーズの最新版”ですが、正直”XZ Premiumの派生モデル”的な感じが否めない。

ソニモバ商品企画部門で開発をリードした安達さん自身も、XZ1というモデルはXZ Premiumに対して

「お客様へのチョイスを拡大した」

モデルだとインタビューで回答している。

出典:ケータイWatch

つまり、XZ PremiumとXZ1は兄弟機であると公式に認めているということ。
立ち位置的には、XZ1はXZ Premiumの普及モデルといったところでしょうか・・・それならXZはいったいなんなんだということになりますが(笑)

ちなみにCPUクロックはXZ Premiumからなぜか減少し2.35GHz / 1.9 GHzとなりましたが、Antutuベンチ(v6)のスコアは従来からほとんど変わらず、およそ170,000。

ベゼルレスでもなければデュアルカメラでもないXZ1でしたが、価格が比較的安かった(XZ Premium比で約5000円安)ことからコスパが評価され、後にXZ2が登場してからも長期的に販売されました。
これがいいか悪いか、XZ2登場後でもXZ1の方が売れるという逆転現象が発生することになるのですが・・・それはまた別の話。

>> Xperia XZ1 (SO-01K)  ソニーモバイルコミュニケーションズ

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XZ1 Compact

OS Android 8.0
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz / 1.9 GHz Octa-Core 64bit (MSM8998)
メモリ 4 GB
ディスプレイ 4.6 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 32 GB
サイズ 129 × 64 × 9.3 mm
重量 140 g

2017年10月発売 Xperia XZ1 Compact です。
日本ではXZ1と同様11月に発売。

基本スペックはXZ1準拠ですが、小型モデルということで画面解像度が異なるほか、外装等も異なります。

コンパクトモデルとしてはXperia X Compactから約1年ぶりに登場したモデルです。心待ちにしていた方も多かったのではないかと。

当然ながらスペックは大きく進化していて…

比較項目 Xperia X Compact Xperia XZ1 Compact
OS Android 6.0 Android 8.0
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 650 1.8GHz / 1.4 GHz Hexa-Core 64bit (MSM8956) Qualcomm Snapdragon 835 2.45GHz / 1.9 GHz Octa-Core 64bit (MSM8998)
メモリ 3 GB 4 GB
ディスプレイ 4.6 インチ 1280 x 720 ピクセル 4.6 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 32 GB 32 GB
サイズ 129 × 65 × 9.5 mm 129 × 64 × 9.3 mm
重量 135 g 140 g
Antutu Score (v6) 78,000 155,000

いうまでもないですが、CPUの違いがめちゃくちゃでかい。そもそも600シリーズと800シリーズを同系列で比較すること自体おかしいですが。
X Compactがミッドレンジモデルだったのに対し、XZ1 Compactはハイエンドモデルですからね。

そしてこのハイエンド・コンパクトというジャンル、日本で需要があるのは皆さんご存知の通りですが、実は海外でも結構需要があったりします。

特にAndroid OSのシェアが強いイギリスとドイツ、そして亡きソニーエリクソン時代に母体があった北欧ではコンパクトモデルの需要が高く、かつハイエンドモデルも求められていました。

デザイン メインビジュアル

開発時には当然日本や海外でのマーケット調査を行い、その結果”コンパクト”で、かつ”最新CPU”を採用したとのこと。
CPUには当時最新のSnapdragon 835を採用しています。

コンセプトとしては、”日本、イギリス、ドイツ、北欧専用モデル”といっても過言ではないようです。

最新CPUを採用したため、当然ながらAntutuベンチ(v6)のスコアは大きく上昇。
およそ155,000というスコアは、X Compactの約2倍を記録する結果になりました。これは当時のフラッグシップモデルであるXZ1と同等のスコアです。

X Compactから買い替える理由としては十分な性能差ではないかと。

>> Xperia XZ1 Compact (SO-02K)  ソニーモバイルコミュニケーションズ

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia XA1 Plus

OS Android 7.0
SoC (CPU) MediaTek Helio P20 2.3GHz / 1.6 GHz Octa-core 64bit (MT6757)
メモリ 3 / 4 GB
ディスプレイ 5.5 インチ 1920 x 1080 ピクセル
ストレージ 32 GB
サイズ 155 × 75 × 8.7 mm
重量 155 g

2017年10月に海外で発売した、Xperia XA1 Plus
日本では未発売。

XA、XA1、XA1 Ultraと進化してきた同シリーズですが、XA2とはならずXA1 Plusに。

基本的なスペックはXA1 Ultraに準拠しています。
価格は40,000円ほどとお手頃価格。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ60,000。
XA1 Ultraの75,000から若干スコアが低下しているのが気になります。

>> Xperia XZ1 Plus ? Sony Xperia (US)

▲TOP Xperiaの歴史 – TOP 発売年表 Antutuスコア比較 画面サイズ比較

Xperia R1 / R1 Plus

OS Android 7.1
SoC (CPU) Qualcomm Snapdragon 430 1.5GHz Octa-Core 64bit (MSM8956)
メモリ 2 / 3 GB
ディスプレイ 5.2 インチ 1280 x 720 ピクセル
ストレージ 16 / 32 GB
サイズ 146 × 73.2 × 8.9 mm
重量 154 g

2017年11月にインドで発売、Xperia R1 / R1 Plus です。
スタンダードモデルのXperia R1と、メモリ・ストレージ容量をアップしたモデルのXperia R1 Plusが併売されています。当然ながら日本では未発売。

新興国向けに価格・スペックが抑えられた機種です。
基本性能が低いことは言わずもがなですが、LTEやデュアルSIMには対応しています。

価格は25,000円ほどと非常にお手頃。

Antutuベンチ(v6)のスコアはおよそ35,000。
同SoC(CPU)を搭載しているZenfone 3 Laserより若干スコアが低くなっています。

>> Xperia R1 – Sony Xperia (India)

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