Windows7からWindows10へアップデートする際、何をどう頑張ってもアップデートに失敗したため、その対策を忘備録として残しておきます。
環境
・Windows7 HomePremium 64bit (DSP版)
・Core i5 3570K
・P8Z77-V
・SSD2台 + HDD1台
・GeForce GTX770
・Blu-lay ドライブ
そもそも私のWindows7ではSSD2台とHDD1台を使用していましたが、HDD(Seagate製)が壊れてしまい、不具合のオンパレードとなってしまったのがアップデートしようと思ったきっかけです。
具体的に発生した不具合は、
・HDDデータ破壊
・既存のSSDに書き込みが出来なくなる
・Windowsアップデートで必ずエラー(8024201c)が発生し、完了できない
・起動時にエラーポップアップが出まくる
など。
これらを改善しようとすべく、Windows10へアップデートを決意。
しかしながら、いざアップデートを試みると全然うまくいかない。
エラーコード発生やプロダクトキー認証不可など、多くの弊害が発生しました。
このエラーや認証などの問題を、どのように対処してアップデートしたのかを順を追って書き綴っていきます。
以下、すべて私が試したことです。
>> Windows7上で”Windows10を入手する”からアップデート
>> Windows10のインストールディスクを作成し、アップデート
>> Windows7をクリーンインストール、初期状態へ
>> 再びインストールディスクでアップデート
Windows7上で”Windows10を入手する”から アップデート
まず初めに試したのは、おそらく最もポピュラーな方法。
Windows7やWindows8.1では右下に Windows10を入手する といった通知があります。
これでアップデートする方法です。
続行をクリックすると勝手にダウンロードとインストールが始まります。
普通ならそれでアップデート終了なんですけどね。
このとき発生したエラーは 8024201c 。
ほとんど情報がないエラーですので、解決はできませんでした。
解決できない以上、ほかの方法でアップデートするしかありません。
Windows10のインストールディスクを作成し、 アップデート
早くも強硬手段ですね。
MicrosoftのページからWindows10のインストールディスクを作成できます。
つまりISOです。
ソフトは32bit/64bitのどちらをダウンロードしても、32bit/64bit両バージョンのISOを作成できます。
ダウンロード環境にあったものを選んで大丈夫です。
[Windows10|Microsoft,http://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10]
これをダウンロードしてインストールディスクを作成しました。
なお、Win7HomeからはWin10Homeへしか無料でアップデートできません。
ISO作成の際に間違えないよう注意する必要があります。
64bitのISOを選択した場合、DVD1枚に全て入ります。
BIOSにて、OSの起動順序をDVDドライブ優先に変更。
作成したインストールディスクをBIOSから起動します。
この画面が出たので一安心。
・・・するのは早かった。
Windows7で使用していたプロダクトキーを入力しても認証されませんでした。
[10/14 追記]
10月中旬以降、上記の方法で認証されるよう改善されました。
Windows7・Windows8.1のプロダクトキーがあれば、無条件でWindows10へ適用できるようです。
この画面をスキップして、Windows10にしてからプロダクトキーを認証すれば通るかもしれませんが、確証がなかったので中止することに。
BIOSから起動して上記の失敗をしたため、今度はWindows7上でインストールディスクを起動。
BIOSからのアップデートに失敗しているため、この時既に疑心暗鬼。
更新プログラムはどちらを選んでも、最終的にはインストールすることになります。
お好きな方をどうぞ。
続いてプロダクトキーの認証です。
またも認証に失敗しました。
DSP版のOSはWindows10へアップデートできない可能性があるのかも・・・と思えてきました。
インストールディスクを使っても失敗するため、このPC自体に問題があることを疑いはじめました。
Windowsをクリーンインストール、初期状態へ
いったんWindows7をクリーンインストールすることに。
データの引継ぎは諦めます。
3年前に購入した、DSP版のWindows7インストールディスク。
これを使ってWindows7をクリーンインストールします。
ディスクが無くても自分のPCのプロダクトキーがわかれば、Microsoft公式サイトからWindows7のISOファイルをダウンロードできます。
そのISOをDVDに焼けばわざわざインストールディスクを用意しなくとも大丈夫です。
BIOSから直接インストールディスクを起動。
パーティション設定。
さらば愛しのデータ。
画像ではフォーマットを選択していますが、実際には全て削除をクリックします。
無事にクリーンインストールできました。
Windows7は、ですが。
このときWindows7のプロダクトキーは既に認証済みです。
再びインストールディスクでアップデート
もう一度インストールディスクでアップデートを試みます。
Windows7上でディスクを起動(2回目)。
画像は使いまわしです。
今度はプロダクトキーの認証に成功しました。
Windows10へのアップデートで問題が発生する場合、いったん元のOSのクリーンインストールを行うと解決するようです。
データは全て消えちゃいますけどね。
その後は粛々と進み・・・
準備が完了。
インストールが始まります。
ここまでくると、終わりはすぐそこです。
100%に達すると画面が切り替わります。
まだあるんすか。
ここからは比較的はやく終わります。
終了しました。
いつもの恒例の初期設定が始まります。
一昔前とは大違いの、きれいな初期設定画面です。
既にGTX770のグラフィックドライバーが適用されているのか、解像度がしっかりとしています。
次へを押すと、簡単設定とやらが出現。
設定のカスタマイズが出現。
連絡先データやカレンダー、入力データなどの送信設定や、位置情報の設定ですね。
ブラウザ保護と閲覧データの送信設定。
そしてエラーの送信設定。
Microsoftアカウントの設定。
ここは素直に設定します。
PCへのログイン設定は、後から設定するのが面倒なので。
PINの設定へ。
自宅PCで他に誰も使わないのでスキップしました。
OneDriveの設定。
PCがオンラインだと、設定の可否を自動でやってくれるみたいです。
これはかなり便利。
これで設定は終わりです。
少し待ちます。
Windows7からWindows10へアップデートできました。
インストールディスクを使っても、プロダクトキーはしっかりと認証される ようですね。
ただ私の場合、エラーが発生したためクリーンインストールをする必要がありましたが。
アップデートでエラーが発生する方は、クリーンインストールで解決するかもしれませんね。
今のところ快適です。
ここまで見てくださった方、ご覧いただきありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。
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