「安くなります!」
そう言われ、よくわからないまま契約させられるドコモの「機種変更応援プログラム」。
ここではその概要とメリット・デメリットを簡単に理解できるよう、わかりやすく紹介します。
※機種変更応援プログラム”プラス”とは別のサービスです。
混同しやすいのでご注意ください。
https://gadget-initiative.com/smartphone/upgrade_support_program_plus
>> 機種変更応援プログラムとは
>> メリット
>> デメリット
>> まとめ
機種変更応援プログラムとは
機種変更応援プログラムとは、「 毎月300円支払う代わりに、機種変更時に最大27,000円の割引を受けられる 」サービスです。
機種変更応援プログラムの支払い期間は最長で24か月です。つまり 最大7,200円 支払うことになります。
一方、機種変更応援プログラムで割引を受けられるのは9,000円 ~ 最大27,000円 です。
機種変更の際は少なくとも9,000円以上の割引を受けられます。最大支払い金額7,200円との差を考えると、最低でも1,800円以上お得になります。
このように、機種変更時の割引の金額には差があります。
この差は、スマホの種類 であったり、機種変更するタイミング によって変わります。
また機種変更応援プログラムを利用するには、「 ある特定の時期 」に機種変更する必要があります。
iPhoneの場合前回の機種変更から「 13 ~ 25か月目 」、Androidの場合前回の機種変更から「 19 ~ 25か月目 」です。
iPhoneの場合
Androidの場合
26か月目以降は割引されません。
ここで、こんな疑問を持つかもしれません。
「26か月目以降は割引されない!? それじゃあせっかく支払ったお金が無駄じゃないか!」
その通りです。
ただし、全く無駄になるわけではありません。
割引期間外で機種変更した場合、今まで支払った金額がポイントとして返還されます。
最低でも今まで支払った金額分はポイントとして返還されるため、利用者が損をすることはありません。
メリット
それではここで、機種変更応援プログラムのメリットをまとめてみたいと思います。
結論から言ってしまうと、
- 割賦支払終了を待たず、気軽に最新機種に機種変更できる
- 頻繁に機種変更する人は、多額の割引を受けられる
- 割引期間以外に機種変更した場合、支払った金額分はポイントとして返還される(損をしない)
といったところです。
iPhoneの場合、機種変更時に20,000円以上お得になる場合もあります。
”どの時期に、どんな機種に機種変更すればお得になるか” については、ドコモの公式サイトで詳しく説明されています。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
>> 機種変更応援プログラム – NTTドコモ
基本的には損をすることが無く、うまく機種変更すれば得できる。というのがメリットとなります。
デメリット
メリットがあれば、当然デメリットもあります。
しかし、デメリットはドコモサイトなどでは詳しく記載されていません。
コチラでまとめて紹介します。
デメリット1. 他社に変更できない
機種変更時に割引を受けるには、当然ながらドコモに限定されます。
そのため、他社に乗り換えた際は支払った料金が完全に無駄になります。
MVNOが台頭しつつある時代、他社に乗り換えできないのは大きなデメリットになります。
言ってしまえば、機種変更応援プログラムは「ドコモのユーザー囲い込み」サービスです
デメリット2. スマホが壊れている場合、割引が受けられない
機種変更応援プログラムを利用する際、機種変更前のスマホがドコモに没収されます。
その際、スマホが「正常な状態」である必要があります。
割引条件
- 機種変更時に旧機種を正常な状態で回収させていただくこと。
「正常な状態」という文面が気になります。
ドコモのホームページには機種の回収条件が記載されており、この条件を満たした場合のみ回収を行うとのこと。
回収条件
- 旧機種が正規店で購入されたものであり、その購入において不備・不正や携帯電話機購入代金の未払いがないこと。
- 旧機種に故障、水濡れ、著しい外観破損、画面割れがないこと(店頭で確認をさせていただきますので、電池パックを装着した状態でお持ちください)。
- 旧機種に記録されているメモリ・データが消去できること(一切のデータはお客様ご自身の責任で消去していただきます)。
- 改造していないこと。
- 申込者が旧機種の所有権を有していること。
スマホのroot化や改造はもちろんのこと、画面割れがある場合も割引対象外になる可能性があります。
どの程度の画面割れでアウトになるのかはわかりませんが…
機種変更応援プログラムを利用する場合、水濡れや画面割れなどは絶対に防ぐ必要があります。
デメリット3. 返還時はポイント支払いされるため、自由に使うことができない
割引期間外に機種変更する際は、今まで支払った金額分がポイントとなって返還されます。
ポイントには有効期限や使用用途に制限があるため、自由に使うことができません。
携帯電話料金の支払いなどに充てるといいかもしれません。
デメリット4. iPhoneの場合、追加料金が必要な場合がある
iPhoneの場合、機種変更するタイミングによっては追加料金が必要な場合があります。
前回の機種変更から「18か月目」までに機種変更する際は「2,000円」の追加料金が必要です。
前回の機種変更から18か月目までに機種変更する際は、「割引を受けるためにお金を払う」という不思議な状況が発生します。
デメリットをまとめると、
- 他社に乗り換えできない
- 万が一スマホが壊れてしまった場合、割引されない
- 返還時はポイント支払いのため、自由に使えない
- iPhoneの場合、追加料金が発生する場合がある
といったことが挙げられます。
今後も長くドコモを使い続ける場合や、故障を防ぐ自信のある方にとっては大きなデメリットはありません。
しかしMVNOに興味があったり、故障が心配という方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。
まとめ
機種変更応援プログラムのメリット・デメリットをまとめます。
- メリット
- 割賦支払終了を待たず、気軽に最新機種に機種変更できる
- 頻繁に機種変更する人は、多額の割引を受けられる
- 割引期間以外に機種変更した場合、支払った金額分はポイントとして返還される(損をしない)
- デメリット
- 他社に乗り換えできない
- 万が一スマホが壊れてしまった場合、割引されない
- 返還時はポイント支払いのため、自由に使えない
- iPhoneの場合、追加料金が発生する場合がある
今後も長くドコモを使い続ける場合や、故障(水濡れ・画面割れなど)を防ぐ自信のある方は、機種変更応援プログラムを利用するべきです。
しかしながら、MVNOに興味があったり、故障が心配という方にとってはデメリットが大きいため、機種変更応援プログラムは利用しないべきでしょう。
類似サービスである「機種変更応援プログラムプラス」では、最大60,000円の割引が可能です。(月額無料)
https://gadget-initiative.com/smartphone/upgrade_support_program_plus
機種変更応援プログラムの解約方法をご覧になりたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。
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ドコモの機種変更応援プログラム紹介サイトはコチラ。
>> 機種変更応援プログラム – NTTドコモ
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