ゲーミングPCは自作するべきです。
詳細は 【2015年度版】ゲーミングPCは自作するべき4つの理由 に書いた通りです。
しかし多少の費用は無駄になりますが、BTOショップで購入することで手間を省くことが出来ます。
その他、BTOショップだけのメリットもあります。
これは検索すれば他のブログなどで数多く出てくると思いますので、ここでは割愛します。
さて、このようなメリットがあるため、自作ではなくBTOショップで購入を検討する方もいらっしゃるかと思います。
ここではそんな方向けに、BTOショップ各社を割と 厳しめの視点で 比較してみたいと思います。
※なお、価格はすべて税込表示です。ショップ見積もりでは税抜き表示の場合でも税込で計算しています。
前提として、個人的主観ではなく “値段” や “パーツ構成” 、”サポート” など、具体的な相違 を基に比較しています。
初めてのBTOでも問題が無いよう、
名前も知らないようなショップではなく、実績があり名の知れている大手を比較します。
ドスパラ
知名度・販売数ならココ。
“ガレリア”というブランド名で販売していますが・・・。
まずは値段。
[出典:ガレリアDFシリーズ|ドスパラ ,http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=502&ft=&mc=5028&sn=0&tb=2]
GTX970搭載 + i5-4590搭載で約130,000円ですから、可もなく不可もなくといったところ。
ちなみに自作すると、同等スペックでこれより2万円安くなります。
詳細は過去のブログにて >> 【2015年度版】ゲーミングPCは自作するべき4つの理由
続いてパーツ構成。
ファンなどの型番は載っていますが、電源はワット数とメーカー名、マザーボードはチップセット種類のみ記載。
ケースは185(幅)×395(奥行き)×370(高さ) mmですので、ミドルタワー・・・つまり普通のサイズです。
電源配置がケース上部なのが気になるところ。
ケース内は上部がより高温になるので、この配置は正直微妙です。
サポートについて。
1年間無料+2年間有料で、最低料金約9,000円です。
うん、高い。
9,000円で新しいパーツ買えます。
SSDなら256GBが買える。
保証は無料の1年間で十分かと思いますが・・・。
つまり・・・?
良くも悪くも普通です。
販売台数が多く人気なのは、スタンダードを好む方が多いからですかね。
ミドルモデルからハイエンドモデルまで、選択肢がかなり多いのが魅力的です。
特に大きな欠点はありませんし、
もし気に入った構成があれば選んでもいいでしょう。
パソコン工房
ケースサイズから選べるのが魅力。
搭載OSがWindows10ではなく、8.1なのが気になります。
ビッグタイトルは軒並みWindows10に対応済みなので、8.1までの製品しかないのは少しいただけない。
この時点で不穏な空気が・・・。
まず値段から。
[出典:LEVEL∞|パソコン工房通販,http://www.pc-koubou.jp/pc/level_infinity_r.php]
GTX970搭載 + i7-4790搭載で約146,000円ですので、割とコスパよさげです。
ドスパラより値段はかなり頑張ってます。
マザーボードもドスパラのB85より高性能なZ97チップセットを搭載しているのも関わらず、大きな値段の上昇がありません。
これはかなり良いといえます。
パーツ構成に移ります。
先ほどのZ97チップセット搭載のため、WoLやOC、USB3.0ポートの数、RAID対応、SLI対応など、割と魅力的です。
また、この価格帯で i7-4790搭載なのでそこそこ頑張ってます。
そして電源が下部に配置され、ファンが上部に配置されています。
ナイスケース。 ドスパラも見習え。
しかし電源がメーカー不明なのが気になるところ。
一応SILVER認証されているので、効率は保証されていますが・・・。
最後にサポート。
1年間無料 + 2年間有料で、最低料金6,000円です。
普通か、少し安めですね。そこそこ評価できます。
まとめると・・・。
ドスパラよりGOOD。
しかし、OSが8.1なのがかなり気になる。
電源も不安要素ですが、電源が壊れることは少ないためそこまでマイナスにはなりません。
今なら買った直後に無料でWindows10にアップデートできるので、自分でアプデできるなら即買いでいいと思います。
そうでなければ、Windows10搭載モデルが出るのを待ちましょう。
コスパに優れた、購入してもよいショップだといえます。
マウスコンピューター
厨二心をくすぐるケース。
ブランド名は “G-Tune” 。
ホームページが見づらいショップです。
安価モデルはコスパが悪いものの、高価格帯モデルの価格は頑張っています。
それでは価格から。
[出典:G-Tune – ハイエンドゲームPCブランド|マウスコンピューター,http://search.mouse-jp.co.jp/search/GTX970/g/k/1/g/-/10/0/9999999/u]
GTX960搭載モデルやGTX750搭載モデルは他ショップと比べ高いです。
ミドルモデルはこのショップで購入する価値はありません。
しかしミドルエンド~ハイエンドクラスでは頑張っています。
詳しく見てみましょう。
GTX970搭載 + i7-4790K搭載モデルで約165,000円です。
自作すると145,000円以上するため、ハイエンドモデルはそこそこコスパに優れます。
気になるパーツ構成。
Windows10搭載、DVDスーパーマルチ搭載は他のショップと同等ですが、その他構成に光るものがあります。
まず、マザーボードがZ97です。
嬉しいですね。
そしてメモリが16GB。
これは意外でした。
ただ、正直8GBで十分です。
8GB以上使うことは滅多にありません。
そして、ケースがかっこいい。
個人的主観は書かないとかいいつつ、書いちゃうくらいかっこいい。
電源が下部配置されており、エアフローもよさげなので評価できます。
しかし電源はメーカー不明の500W、SILVER認証。
不安要素になります。
また、ケースに指紋が目立ちそうです。
サポートについて。
他ショップと同様に1年間無料です。
+ 2年間で、このモデルは7,000円。
少し高めです。
まとめると・・・。
ハイエンドモデルなら、パソコン工房と同程度評価できます。
ケースかっこいいし。
ミドルクラスは買う価値無いですが、GTX970以上を搭載する予定ならアリです。
ツクモ
[出典:G-Gear|ツクモ,http://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/]
まずは値段。
[出典:GI7J-D63/E|ツクモ,http://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/mini/2015/GI7J-D63E.html]
GTX970搭載 + i7-4790搭載で約138,000円ですから、この時点でコスパは神懸かっています。
しかしよく見ると・・・・・?
DVDドライブが付属せず、マザーボードはH97。
そのためマウスコンピューターやパソコン工房には、価格的に一歩劣ります。
続いてパーツ構成。
ファンはリテールクーラー、電源は500WでBRONZE、しかもメーカー不明です。
不安要素がかなり大きくなります。
しかしマザーボードはASUS製で、使いやすいUEFIが搭載。
ただ、この程度では利点にはなりません。
ドスパラと、せいぜい同程度といったところ。
ケースは183(W) x 390(D) x 300(H) mmですので、ミニタワー・・・少し小さめです。
場所が限られる方にとっては、アドバンテージだと思います。
・・・エアフローが心配ですが。
サポートについて。
1年間無料+2年間有料で、GTX970搭載モデルは料金約7,000~円です。
ちょっと高い。
パソコン工房の6,000円で3年保証はやはり一歩上。
つまり・・・?
あと一歩足りない。
電源がBRONZEだったり、ドライブがついてなかったり・・・。
特に大きな欠点はないものの、ちょっと微妙なところが多い。
BTOショップの中では一歩下でしょう。
スペース的な問題があれば候補に入る程度です。
STORM
あまり有名ではないが・・・?
では価格から。
[出典:Storm Power Gamer Brave|STORM,http://www.stormst.com/products/detail.php?product_id=3235]
GTX970搭載 + i7-4790搭載で約140,000円。
なかなか頑張ってます。
しかしマザーボードはASRock製H97。
また、ドライブがオプションになっています。
そのため、この時点でツクモと価格的には同程度といえるでしょう。
さて、パーツ構成。
STORMはここがアドバンテージです。
マザーボード、電源のメーカー名だけでなく、型番まで詳細にわかります。
さらに電源はSilver Stone製600W、GOLD認証。
また、特筆事項にケースが挙がります。
大きさが、高さ 529mm 奥行 498mm 幅 242mmと非常にデカい。
まぎれもないフルタワーケースです。
この場合設置場所が制限されますが、エアフローやメンテナンス性の点ではかなり優位になります。
よって、パーツ構成の点ではパソコン工房やマウスコンピューターに並ぶ、もしくはそれ以上と言えるでしょう。
最後にサポートについて。
1年間無料 + 2年間有料。
料金は6,000円ですが、パーツ交換の際はパーツ代金を支払う必要があります。
つまり、作業代金や修理代金のみで6,000円です。
高い。
まとめます。
コスパがよく、詳細な型番が知れるのがメリット。
保証はデメリットだが、巨大ケースを良しとするなら購入する価値は十分にある。
[DELL] ハイパフォーマンスゲームPC[ALIENWARE]
総評
① 価格に優れる
パソコン工房 = STORM > マウスコンピューター > ドスパラ > ツクモ
② パーツに優れる
マウスコンピューター > STORM > パソコン工房 = ツクモ > ドスパラ
③ サポートに優れる
パソコン工房 > マウスコンピューター = ツクモ > ドスパラ > STORM
この情報からどのショップで買うかを決めるのは、あくまであなたです。
ただ、もし私が購入するとすれば・・・・・。
① マウスコンピューター
② パソコン工房
そしてその他・・・・・
といった順番でしょう。
以上、主要なBTOショップの比較でした。
是非参考にしてみてください。
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