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【解説】Googleの巨大なサーバーはどうなっているのか?

Google

今や人類に無くてはならない存在、Google。

このサービスの根幹となり世界各地に存在する巨大なサーバーは、一体どうなっているのだろうか?

Googleのサーバー設置場所。世界各地に存在し、日本の千葉には2019年から新設され始めている。

そんな謎に満ちたサーバーが設置されているデータセンターの全貌がYoutubeにて公開されています。

内部はYoutubeのGoogle Cloud Platformチャンネルにて公開されています。

女性調査員が向かうは、とあるGoogleデータセンター。
ここはその外部に位置します。設置されているシステムの内部を確認すべく、車でゲートへ向かっています。

ここには6層ものセキュリティ層が存在し、セキュリティの深度が深くなるごとに取り扱うデータやアクセスできる社員が厳格化されていきます。

全部で6層ものセキュリティ層が存在し、データは厳格に保護されている。

一番外側のセキュリティ層、レイヤー1は看板とフェンスが含まれます。そしてその内側のレイヤー2は正面玄関の門を含みます。
認証を経て門を通過すると、様々なセキュリティ機能が盛り込まれたレイヤー2が待ち構えます。

簡易的な認証を経て、車でゲートを通過します。

レイヤー2のセキュリティには、一般的な警備パトロールのほか、監視カメラやスマートフェンスが待ち構えています。
特にユニークなのがスマートフェンス。このフェンスにはファイバが搭載されており、併設されるカメラと合わせることで、異常を瞬時に察知できる仕組みが構築されています。

スマートフェンスにはファイバが搭載されています。

通常の監視カメラと赤外線カメラにより、誰かがフェンスの近くにいる場合やフェンスに触れた場合、セキュリティ通知される仕組みになっています。

レイヤー3には、一般的なロビーへのアクセスに対するセキュリティが待ち構えています。
Googleデータセンターでは、一般的なID認証に加えて虹彩スキャンを通過しなければロビーに辿り着くことすらできません。

レイヤー3を通過することで、ようやく一般的なロビーに立ち入ることができる。

一般的なID認証がまずは待ち構えています。

ID認証の後は、本人確認のための虹彩スキャンが待ち構えています。

レイヤー4には、データセンターのセキュリティ管理部が含まれます。
異常が発生した際は、このレイヤー4にて直ちに検知される仕組みになっています。この仕組みは24時間絶え間なく稼働しています。

レイヤー4には、データセンターのセキュリティ管理部が含まれる。

セキュリティ管理エリアは非常に物々しい雰囲気。

虹彩スキャンを含めた顔認証システムも管理されています。いわばデータセンターの頭脳ともいえるエリア。

レイヤー5にはごく限られた社員しか立ち入ることが許されていません。
ここはデータセンターの心臓部ともいえる、”Googleのデータ”が保存されているデータセンターフロアです。この心臓部には本当に必要な技術者だけがアクセスでき、機器の保守、アップグレード、修理だけが許可されています。
しかし、技術者はデバイスにはアクセスできますが、データは暗号化されて保存されています。

レイヤー5はデータセンターフロア。Google社員の1%未満しか足を踏み入れることができません。

データセンターフロアはいわば心臓部。機密情報も扱い、限られた技術者のみ立ち入ることができます。

限られた技術者によって、機器の保守、アップグレード、修理が行われます。

レイヤー6はデータの消去が行われるエリアです。加えて、立ち入ることのできる人の数が最も少ないエリアです。
データセンターフロアから廃棄、消去する必要のあるドライブが、安全な双方向ロッカーシステムを介してレイヤー6へ受け渡されます。
ごく少数の限られた技術者が、ドライブデータの消去や物理的破壊を行います。

レイヤー6はデータの消去が行われるフロア。

安全な双方向ロッカーシステムを介してドライブが受け渡される。

受け渡されたドライブは、ごく限られた技術者がデータの消去や物理的破壊を行う。

ドライブの物理的破壊は、クラッシャールームと呼ばれる部屋で実施される。

ドライブは破砕機によって完全に破壊されます。

データセンターはこれら6層のセキュリティの他、内部から外部へのセキュリティリスクも考慮してあり、金属探知機が設置してあります。
これはデータセンターのフロアを離れるたびに誰もが通過する必要があり、入るよりも出る方が困難です。

金属探知機が設置してある。さながら空港のような風景。

さらに、ここから抜け出すには広大なデータセンターの敷地から脱出しなければなりません。
どうすればここから抜け出すことができるでしょうか?

広大すぎるデータセンターの敷地。どうすれば脱出できる?

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