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【解説】Android Autoの接続方法と対応アプリについて

スマートフォン

近年対応車種が増えているAndroid Autoについて、接続方法や対応アプリを紹介します。
本記事ではMazda3を例に紹介しますが、他の車でも内容は基本的に同じです。

Android Autoは2種類ある

そもそもAndroid Autoには「2種類」あることをあなたはご存知でしょうか?

ひとつは「車のカーナビ」でAndroid Autoを使う方法。
もうひとつは「スマホ単体」でAndroid Autoを使う方法。

それぞれ接続方法や出来ることが異なります。まずはこの違いを正しく理解する必要があるので、ざっくり説明します。

車のカーナビでAndroid Autoを使う

カーナビ画面(Mazda3)

“車のカーナビ上”でGoogle mapの表示や音楽の再生を行う方法です。
各種操作は”カーナビ”で行います。

カーナビがAndroid Autoに対応している必要があります。

スマホ単体でAndroid Autoを使う

スマホ画面

“スマホの画面上”でGoogle mapや音楽の再生を行う方法です。
各種操作は”スマートフォン”で行います。

スマホ単体で動くため、カーナビがAndroid Autoに対応していなくても使えます。

詳細

Android Autoの種類の違いを簡単にまとめると以下のようになります。
車種はMazda3を例としていますが、他の車も基本的には同じです。

カーナビでAndroid Autoを使うパターンスマホでAndroid Autoを使うパターン
画面表示カーナビの画面に表示スマホの画面に表示
操作方法カーナビで操作スマホで操作
音楽再生車のスピーカーで再生車のスピーカーで再生(カーナビがBluetoothに対応している必要あり)
カーナビとスマホの接続方法USB+Bluetooth(有線と無線 2重接続)Bluetooth(無線接続)
対応アプリ数十〜数百種類: 対応アプリリンク
スマホ用アプリAndroid Autoアプリが必要スマホ画面用Android Autoアプリが必要

カーナビとスマホの接続方法

上の表でもちらっと書かれていますが、接続方法はAndroid Autoの種類で異なります。

車のカーナビでAndroid Autoを使う場合

車のカーナビでAndroid Autoを使う場合、USBでの”有線接続”が必要です。
勘違いされている方が多いですが、Bluetooth接続だけでは使えません。
※一部のカーナビに限り、無線接続が可能です。

カーナビでAndroid Autoを使う場合、あらかじめUSBケーブルを準備しておきましょう。

USBで有線接続すると自動的にBluetoothがONになり、USBとBluetoothを使った2重接続となります。

スマホにはあらかじめAndroid Autoアプリをインストールしておく必要があります。ただし、OSにAndroid 10以降を搭載したスマートフォンであれば、アプリのインストールは不要です。
※Android 10以降のOSはAndroid AutoがOSに内蔵されているため

Android Autoアプリ

スマホ単体でAndroid Autoを使う場合

スマホ単体でAndroid Autoを使う場合、Bluetoothでの無線接続が必要です。
ただし、スマホから音声を出力する場合はBluetooth接続は不要です。

スマホにはあらかじめAndroid Autoアプリをインストールしておく必要があります。ややこしいですが、カーナビ用Android Autoアプリとは別のアプリのため注意が必要です。

スマホ単体版のAndroid Autoアプリ

対応アプリについて

Google MapやGoogle Play MusicといったGoogle謹製アプリの他、XperiaのミュージックアプリやAmazon Music、VLC Playerといったサードパーティ製アプリが多数対応しています。

主要な対応アプリ

  • Google Map
  • Google Play Music
  • ミュージック (Xperia)
  • Amazon Music
  • AWA
  • Spotify
  • ポッドキャスト
  • VLC Player
  • Skype

対応アプリ一覧は下のリンクからどうぞ。

対応アプリは基本的に音楽再生やラジオ、通話といった”画面を注視する必要がない”アプリのみ対応しています。Amazon Prime VideoやMX Playerといったアプリでの”動画再生”は対応していません。

なお、カーナビ上でAndroid Autoを使う場合でも、スマホ単体でAndroid Autoを使う場合でも対応アプリは同じです。

最後に

カーナビのAndroid Autoホーム画面。使用可能アプリの一覧が表示される。

Android Autoには以下の2種類があり、それぞれ接続方法が異なります。

  • カーナビでAndroid Autoを使うパターン
    →USB(有線)で接続
  • スマホ単体でAndroid Autoを使うパターン
    →Bluetooth(無線)で接続

対応アプリは両者とも同じですが、基本的に”画面を注視する”機能は使えません。動画再生は諦めましょう。。。

Google謹製アプリの他、サードパーティ製アプリも多数対応しています。今後は更に対応アプリが増えると思われるため、動向に注目ですね。

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