旅行、帰省、通学通勤…様々な理由で長距離移動をします。あなたは普段、どんな手段で移動していますか?
なるべく安く移動したい方はバスを使ったり、早く移動したい方は飛行機を使ったりするかと思います。
そこで今回、電車が好きでお金もない私は、岐阜から仙台に帰省するにあたって鈍行列車を使うことにしました。
社会人1年目のGWに学生みたいなことやっている気もしますが、飛行機や新幹線と比べて1万円以上安い金額で済むアドバンテージは大きいです。
ガジェットと全く関係ない記事だけど、たまにはこういうのもいいよね…?
移動の計画
岐阜から仙台に帰省するにあたり、計画を立てます。
青春18きっぷの期間外のため乗車券に1万円ほど料金がかかりますが、他の移動手段と比べると格段に安く済みます。
移動手段(岐阜→名古屋経由→仙台) | 料金 | 移動時間 |
---|---|---|
在来線 + 飛行機 | 3時間30分 ~ 4時間 | 約35,000 円 |
在来線 + 新幹線 | 4時間 ~ 4時間30分 | 21,000 円 |
在来線 + 夜行バス | 10時間 ~ 11時間 | 12,000 円 |
在来線 | 14時間30分 ~ 15時間 | 11,000 円 |
自動車(普通車) | 8時間 ~ 10時間 | 10,000 円 |
在来線 + フェリー | 25時間 ~ 25時間30分 | 9,000 円 |
フェリーの旅はまた今度ということで、お安い鈍行列車を使います。
スマホ、モバイルバッテリー、財布、身分証などの携行品とお土産を持っていざ出発!
(モバイルバッテリーは必需品です)
名鉄岐阜駅からJR仙台駅への旅
今回の旅は名鉄名古屋本線・名鉄岐阜駅からはじまり、東海道本線、上野東京ライン、宇都宮線、東北本線と乗り継いでいきます。
朝6時、名鉄岐阜駅です。
GW初日ですが、朝はほとんど人がいません。
既にセントレア行きのミュースカイや急行などが停車しています。
ミュースカイはそこそこ人が乗っていて、GW初日っぽい雰囲気が出ています。
ミュースカイが発車してすぐ、豊橋行きの列車が入線しました。
この旅行最初の列車です。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
快速特急 | 名鉄岐阜 → 豊橋 | 6:15 → 7:37 | 62 | 1800系 |
全車クロスシートです。
始発から終点まで乗車するので、駅で360円のミューチケットを購入して少しリッチに移動することに。ミューチケットとはJRでいうグリーン乗車券のことですが、360円と非常に安いのが特徴です。
特別車の車内です。なかなかリッチですが、1時間ちょっとの移動なら正直普通車でもよかったと若干後悔。
間もなく発車し、豊橋まで一気に移動します。
途中の名古屋あたりで座席が5割ほど埋まりましたが、終点の豊橋直前ではガラガラに。
JRと並走しながら豊橋駅に到着です。
豊橋駅に定刻通り到着。
乗り換え時間が11分しかない中、急いで豊橋→仙台間の乗車券を購入します…が!ここで予想外の事態に。
なんとGWということもあって切符売り場に長蛇の列が!
ヤバい間に合うか? いいや並んじゃえ! ということで並んだところ、何とか発車2分前に切符を購入。
間違って新幹線用の乗車券を購入してしまいましたが、在来線も問題なく乗車できます。
7:48発の浜松行きに乗りこみます。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
普通 | 豊橋 → 浜松 | 7:48 → 8:26 | 920M | 373系 |
豊橋 → 浜松間は距離的に短めです。
この列車、ホームライナー用車両を使った間合い運用のため、乗車券のみで特急用車両に乗ることができます。18きっぱーにオススメの列車です。
フットレストやリクライニングシートが使用でき、非常に快適です。
38分の快適な旅の後、浜松駅に到着です。
ここから熱海までの2時間半、ロングシートオンリーの旅が待ち構えています。
車両は211系と313系の混合編成。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
普通 | 浜松 → 熱海 | 8:38 → 11:06 | 430M | 211系 + 313系 |
この2時間半の間各駅に停車し続け、静岡県を横断します。静岡って長い。
真横を通る新幹線に何度も追い越されながら、ただひたすら熱海駅に到着するのを待ちます。
暇つぶしのスマホアプリとモバイルバッテリーは絶対に欠かせません。
ちなみにスマホアプリは「駅メモ」をプレイしていました。
内容はIngressの駅バージョンといった感じ。
モバイルバッテリーはAnkerのものを使用。
かさばらなくて使い勝手がいいです。
第一関門を突破し、無事熱海駅に到着。
思っていたより辛くはありませんでした。ただ、少しお尻が痛みます。
次の列車まで30分ほど時間が空くため、改札の外に出てみることに。
ついでに駅弁も購入します。
駅前はGWということもあって大混雑です。足湯に入ろうかとも思いましたが、タオルが無かったため断念。
再び改札内に戻り、次の列車を待ちます。
グリーン車に乗るため、あらかじめグリーン券をホームで購入。
グリーン券は780円と少しお高めですが、非常に快適に移動できる&長距離乗車するため迷わず購入。
列車が到着したので乗車します。
行き先はなんと黒磯!乗り換えなしです。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
普通 | 熱海 → 黒磯 | 11:32 → 16:18 | 1586E | E233系 + E231系 |
超ロングラン運転、4時間46分乗り換えなしという最高の列車です。
東海道本線→上野東京ライン→宇都宮線を一本で通します。
発車後、車内で駅弁をいただきます。
弁当はさがみ弁当をチョイス。お値段は1,000円ほど。
彩り豊かで美味しくいただけました。
熱海駅は数多くの駅弁を扱っています。次は別の駅弁も食べてみたいところ。
車窓を眺めたり、電光掲示板を眺めたりしながら、黒磯駅までまったりします。
グリーン車(2階席)の乗車率は東京駅近辺で8割ほど。結構人気でした。
快適な5時間の旅が終了し、黒磯駅に到着。出発から11時間ほど経過していますが、この段階では全く疲れていません。
黒磯駅到着後、すぐ乗り換えます。
701系のおでましです。
これまで10両編成だった車両が、一気に2両編成に…
当然グリーン車などなく、座席はロングシートです。
郡山まで1時間ほどコイツに揺られます。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
普通 | 黒磯 → 郡山 | 16:33 → 17:35 | 2145M | 701系 |
郡山までは1時間程度ですが、かなり疲れます。
浜松 → 熱海間と同じくらい疲れました。
そんなこんなで何とか郡山駅に到着。若干空が暗くなってきました。
最後の乗り継ぎです。
待ち構えるは701系。再び登場。
列車種別 | 行先 | 時刻 | 列車番号 | 車両形式 |
---|---|---|---|---|
普通 | 郡山 → 仙台 | 17:46 → 19:56 | 1157M | 701系 |
乗り換えなしで仙台まで行けるのはありがたいですが、701系以外が良かった…
ここから2時間、またもやロングシートの旅です。
701系の旅、合計3時間強。
静岡ロングシートの旅(2時間半)よりキツイです。
実はこの後、別の列車に乗り継ぎしています。
さらに言うと乗り始めは名鉄岐阜駅ではなく、さらに遠くの駅です。
そのため実際の乗車時間は約15時間ほどとなっています。
実際に乗ってみて感じたこと
思っていたより疲れません。
あ、こんなもんか、というのが正直なところ。
ただし、ミューチケットやグリーン券の購入分を考えると、フェリーや夜行バスを使った方がコスパはいいかと思います。
特にフェリーはおすすめです。
比較表をもう一度。
移動手段(岐阜→名古屋経由→仙台) | 料金 | 移動時間 |
---|---|---|
在来線 + 飛行機 | 3時間30分 ~ 4時間 | 約35,000 円 |
在来線 + 新幹線 | 4時間 ~ 4時間30分 | 21,000 円 |
在来線 + 夜行バス | 10時間 ~ 11時間 | 12,000 円 |
在来線 | 14時間30分 ~ 15時間 | 11,000 円 |
自動車(普通車) | 8時間 ~ 10時間 | 10,000 円 |
在来線 + フェリー | 25時間 ~ 25時間30分 | 9,000 円 |
今度は中央線&常磐線経由で挑戦してみようかな。
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