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Xperiaの歴史 – 2015年

2015年

2015年のニュースといえば、鬼怒川の堤防決壊やIS、テロの話など、なんとなく暗い話題が多い印象です。
IT関連ではApple Watch発売など、いくつか目新しい商品もありましたね。

applewatch

では2015年のXperiaで何があったか、パッとすぐに思いつくことはなんでしょうか。

個人的に思いつくのはZ4の発熱問題、Z5の4kディスプレイ搭載、そのくらいです。

スペックが頭打ちだと言われてから1年が過ぎましたが、なんだかんだスマホのスペックは向上しています。
私たちが普段感じにくいだけです。

それではいろいろあった2015年のXperia、見ていきます。

Xperia E4 / E4 Dual

xperiae4

ローエンド・エントリーモデルの Xperia E4 が2015年3月、海外で発売されました。
LTEには非対応です。

近年標準化しつつあったオムニバランスデザインではなく、マットな質感のラウンドフォルムを採用しています。

スペックはCPUがMediatek MT6582 Quad-core 1.3GHzを搭載。
昨今では珍しいMediatek製CPUですが、価格の面から言えば当然ともいえます。

メモリは1GB、ストレージ8GB、5.0インチ 540×960ピクセルのディスプレイを搭載。
ローエンドモデルの高スペック化が顕著になってきました。

Antutuベンチ(v5.X)のスコアは18,000程度。
Antutuベンチアプリのバージョン差があるので単純比較はできませんが、Xperia Zと同等と聞くとちょっと驚きですね。

>> Xperia E4 – Sony Xperia (UK)

Xperia E4g / E4g Dual

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Xperia E4のLTE対応版、Xperia E4g / E4g Dual が2015年4月、海外で発売されました。

よく見ると外装にも差があって、E4とE4gは同一機種ではないことがわかるかと思います。

実はスペックにも差があります。
CPUはE4と同じMediatek製ですが、それよりも強化されたMediatek MT6732 Quad-core 1.5GHzを搭載。
クロック数などが増加しました。

メモリは1GB、ストレージ8GB、4.7インチ 540×960ピクセルのディスプレイを搭載しています。
少しだけ画面が小型化した模様。

Antutuベンチのスコアは22,000。
確実にスペックアップしています。

>> Xperia E4g – Sony Xperia (UK)

Xperia J1 Compact

xperiaj1compact

2015年4月、日本向けのSIMフリースマートフォン Xperia J1 Compact がソニーより発売されました。
イオンなど各種MVNO業者との抱き合わせでも販売されています。

日本向けなだけあっておサイフケータイや防水・防塵に対応し、他の海外版Xperiaとは一線を画しています。
なお、以前発売されたXperia A2がベースであり、スペック・外観等が酷似しています。(つまり、Xperia Z1 fとも似ています)
因みに本機種は海外版が存在しない、珍しい日本限定モデルでもあります。

スペックは格安スマホ路線のためミッドレンジクラス。

CPUはSnapdragon 800 Quad-core 2.2GHzを搭載。
Xperia Z1と全く同じ型番(MSM8974)のCPUです。

メモリは2GB、ストレージ16GB、4.3インチ HDディスプレイを搭載しています。

そこまでスペックは悪くありません。
むしろSnapdragon 800を搭載していることに驚きます。

メタルギアとのコラボモデル、Xperia J1 Compact METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAIN Edition も発売されました。

xperiaj1cmg [出典:Xperia J1 Compact METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAIN Edition | ソニー]

Antutuベンチのスコアはおよそ41,000。
Xperia Z1から大幅にアップしていますが、Antutuのバージョンが異なること(v4.X → v5.X)、解像度が低いことなどから単純比較はできません。

>> Xperia J1 Compact – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia M4 Aqua / M4 Aqua Dual

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ミッドレンジの防水スマホ、Xperia M4 Aqua / M4 Aqua Dual が2015年6月、海外で発売されました。
USB端子やイヤホンジャックがキャップレス防水になっているのが特徴です。

ミッドレンジスマホですが、必要十分なスペックを持っています。

CPUはSnapdragon 615 Octa-core 1.5/1.0GHzを搭載、8コア化し64bitに対応しました。
(厳密には4コアCPUを2基搭載したもの)

メモリは2GB、ストレージ16GB、5.0インチ HDディスプレイを搭載しています。
Android 5.0も搭載し、最新機種顔負けのスペックです。

Antutuベンチのスコアは約31,000。
Z3よりも10,000ほど低いようですが、販売価格が35,000円くらいなので妥当でしょう。

>> Xperia M4 Aqua – Sony Xperia (UK)

Xperia Z4 (Xperia Z3+ / Z3+ Dual)

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当時のフラッグシップモデル、Xperia Z4 (SO-03G / SOV31 / 402SO) がドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから2015年6月に発売されました。 海外では Xperia Z3+ / Z3+ Dual という名で同月に発売。

Android 5.0を搭載し、M4 Aquaと同様64bitに対応しています。

スペックはCPUがSnapdragon 810 Octa-core 1.5/1.5GHz、メモリ3GB、ストレージ32GBと、完全なハイエンド機種に仕上がっています。
従来からクロックスピードが落ちていますが、Xperia Z4では高負荷時に全8コアが1.5GHzで稼働するようです(参考:ケータイWatch)。

Snapdragon 810は定格2.0GHz駆動ですので、明らかに意図的にクロックスピードを下げているのがわかります。

ちなみに同CPU、Snapdragon 810を搭載しているAQUOS PHONE ZETA (SH-03G)では、どんなに高負荷をかけても最大で4コアしか稼働せず、1.5GHzまでしかクロックが上がりません。
SHARPは発熱を抑えるため、Xperia Z4では開放していた8コアをスペックを犠牲にして4コアに半減させているようです。

このあたりはスペックを求めるSONYと、使いやすさを求めるSHARPで大きく分かれたのがわかりますね。

Snapdragon 810はNexus 6Pでも採用されていますが、発熱問題は発生していません。
ハードウェアとソフトウェアの両面で放熱管理が上手くいっており、SONYのクロック制御とは大きく異なっていることが知られています。
(参考:4Gamer.net記事)

ながながとCPUの発熱問題について話してしまいましたが、その他のスペックは極めて良好です。
メモリ3GB、ストレージ32GB、5.2インチ Full HDディスプレイを搭載しています。

例のごとく、海外版Xperia Z4であるXperia Z3+ではストレージが16GBに削減されて・・・・・いません。
海外版でもストレージは32GBとなっています。

防水防塵・ハイレゾ再生などに加え、国内版はおサイフケータイ・フルセグにも対応しています。

気になるAntutuベンチのスコアですが、各方面から高いだの低いだのいろいろ情報が錯綜しています。
ですので、ある程度情報ソースとして信頼できる場所からスコアを参考にしました。

まずはAntutuベンチ Ver5.7 (32bit版)の結果から。
スコアは約47,000となっています。

5回の平均値ですので、かなり正確な値かと思われます。

ソースが気になる方も多いと思いますので、参考にしたITmediaの記事を載せておきます。
>> Xperia Z4 ロードテスト – ITmedia Mobile

続いてAntutuベンチ Ver5.7 (64bit版)の結果。
スコアは52,000、こちらも5回の平均値です。

Antutuのバージョンも先と同じ(v5.7)ですので、かなり信頼のあるデータだといえます。

こちらもソースが気になる方も多いと思いますので、参考にしたBUZZAP!の記事を載せておきます。
>> Xperia Z4 ロードテスト – BUZZAP!

ちなみに、Xperia Z4には幻のモデル Xperia Z4v という派生機種が存在します。
発売寸前で中止となってしまい、世に出回っていないため幻のモデルとなっています。

気になるスペックですが、Xperia Z4の基本的なスペックを踏襲しつつ、ディスプレイが5.2インチ 2560×1440ピクセルに進化し、置くだけ充電に対応したモデルになります。

もともとXperia Z4にはネガティブな意見があったことに加え、Z4v発売予定日にはXperia Z5が発売済みということもあり、発売撤回は賢明な判断といえます。

Xperia Z4の詳細は公式ページで確認できます。
>> Xperia Z4 (SO-03G) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia A4

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2015年6月、Xperia Aシリーズの新機種である Xperia A4 (SO-04G) がドコモから発売されました。
海外では発売されていない日本限定モデルです。

スペックはミッドレンジからハイレンジといったところ。
基本的にはXperia Z3 Compactのマイナーチェンジモデルになります。

ドコモのツートップとして爆売れしたXperia Aがちょうど2年前の機種になりますので、その買い替えを狙った機種です。

スペックですが、CPUはSnapdragon 801 Quad-core 2.5GHz、メモリ2GB、ストレージ16GB、4.6インチ HDディスプレイを搭載。
完全にZ3 Compactです。

ただし、外装は大きく変更されています。
Z3 Compactでは背面はガラスパネルでしたが、A4ではプラスチックに変更されて持ちやすい形状に。

カラーバリエーションも大きく変更されたため、コンパクトモデルを求めるユーザーの選択肢が大きく広がったカタチとなります。

あからさまな焼き増しモデルとして叩く方も中にはいますが、ユーザー目線で見れば選択肢が広がるよい機種です。

Antutuベンチ(32bit)のスコアは45,000ほど。
Snapdragon 801ですから妥当なスコアといえます。

>> Xperia A4 (SO-04G) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia C4 / C4 Dual

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2015年6月、Xperia C3に続く自撮り特化スマートフォン Xperia C4 / C4 Dual が海外で発売されました。
Cシリーズにしてはなかなかのスペックを持っています。

CPUは珍しいMediatek製、MT6752 Octa-core 1.7GHz、メモリ2GB、ストレージ16GB、5.5インチ Full HDディスプレイを搭載。
Xperia C3同様に前面と背面の両面にLEDフラッシュがついています。

OSはAndroid 5.0を搭載。
LTEにも当然のように対応しています。

Cシリーズはもうミッドレンジとか言ってられるスペックでは無くなってしまいました。

Antutuベンチ(64bit)のスコアは46,000と、Xperia A4とほとんど変わりません。
64bitって凄い。

>> Xperia C4 – Sony Xperia (UK)

Xperia C5 Ultra / C5 Ultra Dual

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2015年8月、Xperia C4の後継機である Xperia C5 Ultra / C5 Ultra Dual が海外で発売されました。
なんとC4の発売から2か月後の出来事です。

C4の影が薄い理由がちょっとだけわかります。
Xperia C5 UltraはXperiaで初めての超狭額デザインを採用したモデルで、その異色なデザインがとても目立つというのも理由の一つですね。

スペックですが、CPUはC4と変わらないMediatek MT6752 Octa-core 1.7GHz、メモリ2GB、ストレージ16GB、6.0インチ Full HDディスプレイを搭載しています。

画面が超巨大な6.0インチですが超狭額デザインですので横幅はそんなに大きくなく、79.6mmに抑えられています。
iPhone 6s Plusが横幅77.9mmですので、なんとかギリギリ片手で持てるライン。

もちろん片手操作は厳しいですが。

Antutuベンチ(64bit)のスコアは46,000ほど。
Xperia C4と変わらないのは当然ですね。

>> Xperia C5 Ultra – Sony Xperia (UK)

Xperia M5 / M5 Dual

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もはやミッドレンジとは言えないほど高スペックなミッドレンジスマホ、Xperia M5 / M5 Dual が2015年9月に海外で発売されました。
Zシリーズと比べても負けてるのはCPUくらいです。

気になるスペックですが、CPUはまたもやMediatek製、MT6795 Helio X10 Octa-core 2.0GHzを搭載。
Helio X10はMediatek社の当時のハイエンドSoC(CPU)ですが、スペック的にはSnapdragon 801らへんのスペックです。

メモリはなんと3GB搭載、ストレージは16GB、5.0インチ Full HDディスプレイを搭載しています。

OSはAndroid 5.0を搭載し、防水・防塵にも対応。

気になるAntutuベンチ(64bit)のスコアは40,000程度。
なぜか旧世代のXperia M4に負けていますが、その理由を探していたところ興味深い記事がありました。

Xperia M5に搭載されているHelio X10、実はHTC ONE M9+にも搭載されているのですが、こちらの機種でもベンチマークがかなり低くなっています。
その理由として、Helio X10はどうもベンチテスト中は8コア中2~3コアしか動かず、ほとんどのコアが眠っているとか。

そのため、本来のスペックから大幅にスコアが低く見えるというもの。
もしこれが本当であれば、Xperia M5の40,000というスコアは飾り、本来は50,000を超えるスコアを叩き出す可能性がありますね。

あくまで可能性のお話です。

Xperia M5の詳細は公式ページでどうぞ。
>> Xperia M5 – Sony Xperia (UK)

Xperia Z5 / Z5 Dual

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2015年10月、新たに指紋認証機能を搭載したスマートフォン Xperia Z5 / Z5 Dual (SO-01H / SOV32 / 501SO) がドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから発売されました。
海外でも10月に発売されています。

気になるCPUですが、Xperia Z4と同様のSnapdragon 810を搭載しています。
え、じゃあまた熱いの?と思うかもしれませんが、Xperia Z5では様々な改良が施されています。

まずソフトウェア面において、Z4のSnapdragon 810では最大クロックが1.5/1.5GHzに抑えられ、最大負荷時は全てのコアが1.5GHz全開で稼働するというものでした。

しかしZ5ではクロック数が変更され、2.0/1.5GHzで稼働するよう変更されました(4コアが2.0GHz稼働、残り4コアが1.5GHz稼働)。

いやいやクロック数上げたら熱くなるじゃん!と思う方は正常ですが、実はZ5では常時2.0GHzでは稼働しないようチューニングが施されています。
8コアのうち高性能な「Cortex-A57」コアをあまり使わないようになっており、CPUコアクロックが細かく変動するようになりました。

これによって発熱量が大幅に減少しています。
詳細は4Gamerの参考リンクをご覧ください。
(参考:4Gamer.net記事

また、ハードウェア面でも改良が施されています。

従来のXperia Z4ではCPUの熱を逃がすヒートパイプが1つだったものを、2つに増やしています。
これによってヒートパイプを伝って放熱される熱量が大幅に向上するため、Xperia Z5の発熱問題は改善されているのです。

ただし増設されたヒートパイプは電池パック側に設置されているため、充電しながら使用すると発熱します。
ヒートパイプ3本にすればいいのに。

ながながとCPUについて話してしまいましたが、その他のスペックを簡単に紹介します。

メモリ3GB、ストレージは国内版/海外版ともに32GB、防水・防塵に対応し、国内版はさらにフルセグ・おサイフケータイに対応します。
指紋認証によるロック解除も可能です。

Antutuベンチ(64bit)のスコアはおよそ52,000。
ソースが気になるかと思いますので、参考記事リンクを載せておきます。
>> 2015年冬スマホのベンチマーク比較 – BUZZAP!

Xperia Z5の詳細は公式ページでどうぞ。
>> Xperia Z5 (SO-01H) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia Z5 Compact

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Compactシリーズの新機種、Xperia Z5 Compact がドコモから2015年11月に発売されました。
海外でも11月に発売しています。

Xperia Z5同様のフラッグシップモデルであり、ハイエンドモデルにふさわしいスペックとなっています。

CPUはSnapdragon 810 Octa-core 1.5/1.5GHzを搭載。
定格クロックは2.0/1.5GHzですが、コンパクトモデルで熱拡散率が悪いことを考慮してクロックが下げられています。
(参考:4Gamer.net記事

ついでにGPUコアのクロックも下げられているようです。

しかし解像度がHDですので、クロック減少は大きな問題にはなりえません。

メモリは2GB、ストレージ32GB、4.6インチ HDディスプレイを搭載しています。

Antutuベンチ(64bit)のスコアは61,000ほど。
ディスプレイがHDであるアドバンテージは大きいようです。

>> Xperia Z5 Compact (SO-02H) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia Z5 Premium / Z5 Premium Dual

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スマートフォンで世界初の4Kディスプレイを搭載した Xperia Z5 Premium / Z5 Premium Dual (SO-03H) が2015年11月、ドコモから発売されました。
海外でも11月に発売されています。

Z5と同様指紋認証に対応していますが、特徴は何といっても4Kディスプレイ。
写真や動画を見る際には超高精細な映像を楽しむことができます。

残念ながら対応アプリでないと4K表示されないため、普通にアプリを使うときはFull HD表示になります。

ですがYouTubeやdTVアプリは4K表示に対応しているので、恩恵はしっかり受けることができます。

他のアプリでも常時4K表示だと電池消費が尋常ではなくなりそうなので、この点は個人的にアリかなと思うところ。

スペックですが、CPUにSnapdragon 810 Octa-core 2.0/1.5GHzを搭載。
Xperia Z5のように定格クロックは上昇したものの細かなチューニングが施されているため、Xperia Z4のような発熱問題は改善されています。

メモリは3GB、ストレージ32GBを搭載しています。
ディスプレイは5.5インチ 3840×2160ピクセル(4K)解像度です。

防水・防塵機能を搭載し、国内版はフルセグ・おサイフケータイにも対応します。

Antutuベンチ(64bit)のスコアはおよそ64,000。
Z5 Compactよりも高いスコアを示しています。

>> Xperia Z5 Premium (SO-03H) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

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