GADGET Initiative PC・スマートフォン・デジタルのリアルな情報をあなたに。IT・WEB系の情報も。



Xperiaの歴史 – 2014年

2014年

2014年にスマホでなにか革命があったかと聞かれて、すぐに思いつく方は少ないと思います。

せいぜいメモリが3GBに増えたことくらいでしょう。

スタップ細胞と野々村竜太郎議員の話題があまりにも強すぎて、正直私も2014年のスマホとかあまり覚えてないです。

ちなみにこのあたりの年から、「スマホのスペックは最近あまり進化していないから~」とか、そういったことがよく聞かれるようになります。

Antutuベンチのスコアなどでは実は大きな進化が見られますが、体感的・日常的にはほとんど変わらないためかもしれません。

しかしハイエンドモデルの話題は少なくなる一方、ミッドレンジモデルのスマートフォン、いわゆる格安スマホの話題は2014年を皮切りに大きくなります。

ここはXperiaの歴史を紹介する場なのであまり触れませんが、Zenfoneシリーズの大ヒットモデル Zenfone 2 が発売されたのは2014年。
これを境に格安スマホのみならずMVNOもついに本格化してきたりと、「安い」話題が本格化。

現在MVNO回線でこれを見てる方ももしかしたらいるかもしれません。

z2l

話を戻して2014年のXperiaの歴史、見ていきます。

Xperia Z Ultra

xperiazultra

Xperia Z Ultra という端末をご存知でしょうか。

日本では2014年1月にソニーストア・auから発売され、海外では2013年7月に既に発売されていた機種です。

これまでにない6.4インチの超大画面ディスプレイを搭載したスマートフォンです。

この機種の登場で”Phone”と”Tablet”を掛け合わせた言葉「ファブレット」という造語が広く認知されるようになりました。

これを耳に当てて通話するのってちょっと恥ずかしいんですよね。
かなりでかいので他人の目線が気になってしまいます。

ですがこの大きさが受けたのか、なかなかのヒット機種に。
2015年夏ごろにはExpansysで3万円という超大特価で販売されていました。

[海外SIMフリー] 人気のSony Xperia 最新機種販売中!

スペックはCPUがSnapdragon 800 Quad-core 2.2GHz、メモリ2GB、ストレージはau版が32GB、他が16GBです。

ディスプレイは6.4インチ Full HD、防水・防塵機能も搭載し、さらにau版は赤外線・おサイフケータイ(FeliCa+NFC)・フルセグにも対応。

OSはAndroid 4.2を搭載し、海外版はAndroid 5.1までアップデートされました。

ちなみにこのXperia Z Ultraですが、過去にはGoogle Playで販売されたこともあります。
Googleに公認されたサードパーティーのモバイルデバイス「Google Play Experience Device」として、「Xperia Z Ultra Google Play Edition」が販売されました(2013年12月)。

Xperia Z Ultra以外にもSamsung Galaxy S4 Google Play editionやMotorola Moto G Google Play Editionなどが販売されたことも。

これら「Google Play Experience Device」は製品名の最後に「Google Play Edition」が入れられます。

またメーカー独自で開発されるAndroidとは異なり、Google Nexusシリーズと同様にGoogleによる最新のアップデートを受けられます。
OSは素のAndroidのままで、メーカー製アプリなどは一切入っていないのが特徴。

全てSIMフリー状態で販売されます。

詳しく知りたい方も多いかと思いますので、Google Play Experience Device – Wikipedia をご覧ください。

さて、気になるAntutuベンチ(v4.X)のスコアは約35,000。
Xperia Z1よりもスコアが高いとは・・・・・。

>> Xperia Z Ultra – ソニー

Xperia Z1s

Sony Xperia Z1s

2014年1月、Xperia Z1をT-Mobile向けにカスタマイズした機種、Xperia Z1s がドイツT-Mobileから発売されました。

ほとんどXperia Z1と同一仕様ですので一緒に紹介してもよかったのですが、外見がちょっと変更されているので別機種として紹介します。

スペックはZ1と同様、Snapdragon 800にメモリ2GB、ストレージ32GB、5.0インチ Full HDディスプレイを搭載。
海外モデルでストレージ32GBは珍しい。

外見はオムニバランスデザインはそのままに、イヤホンジャックの位置や側面端子の位置、本体エッジの表面処理などが変更されています。

かなり判りづらいですが、ちょっとだけデザインが変更されています↓ xperiaz1s

Antutuベンチ(v4.X)のスコアは34,000ほど。
Z1よりも少しだけ性能がアップしたようです。

>> Xperia Z1s – T-Mobile Support

Xperia E1 / E1 dual

xperiae1

2014年3月、ローエンドモデルの Xperia E1 / E1 dual が海外で発売されました。
E1 dualはデュアルSIM対応モデルです。

Xperia Eの後継機ですね。

CPUはSnapdragon 200 Dual-core 1.2GHz、メモリ512MB、ストレージ4GB、4.0インチ 480×800ピクセルのディスプレイを搭載しています。
かなりスペックは抑えられています。

LTEには非対応です。

またカメラがオートフォーカスではなく固定フォーカスなので、ピントを合わせるのにとても苦労します。

OSはAndroid 4.3を搭載していました。

大きな特徴としてWALKMANボタンが搭載されています。
Android搭載WALKMANのように、ボタンを押すと音楽が再生されるそう。

Antutuベンチ(v4.X)のスコアは13,000程度。
Xperia Eの2倍あるんでいいんじゃないんですかね。多分。

>> Xperia E – Sony Xperia (UK)

Xperia T2 Ultra / T2 Ultra dual

xperiat2ultra

Xperia Tシリーズの後継機にしてファブレット第2弾、Xperia T2 Ultra / T2 Ultra dual が海外で2014年3月に発売されました。

位置付けとしてはXperia E1よりもちょっといいかなって感じのスペックです。
LTEに対応しています。

CPUはSnapdragon 400 Quad-core 1.4GHz、メモリ1GB、ストレージ8GB、6.0インチ HDディスプレイを搭載しています。

OSはAndroid 4.3を搭載していました。

Antutuベンチ(v4.X)のスコアはおよそ19,000。
ハイエンドモデルのSnapdragon 800の半分以下ですが、そこそこの性能はあったようです。

>> Xperia T2 Ultra / T2 Ultra dual – Sony Xperia (UK)

Xperia M2 / M2 dual

xperiam2

2014年4月、ミッドレンジモデルの Xperia M2 / M2 dual が海外で発売されました。
M2はLTEに対応、M2 dualはLTEに非対応ですがデュアルSIM対応です。

スペックはCPUがSnapdragon 400 Quad-core 1.2GHz、メモリ1GB、ストレージ8GB、4.8インチ 540×960ピクセルのディスプレイを搭載しています。

防水・防塵には非対応。
カメラ性能がゴミだと評判です。

OSはAndroid 4.3を搭載しています。
Android 5.1までアップデートされました。

Antutuベンチ(v4.X)のスコアは約18,000。
Xperia T2 Ultraに頑張って食らい付いています。

>> Xperia M2 – Sony Xperia (UK)

Xperia Z2

xperiaz2

新しいソニーのフラッグシップモデル、Xperia Z2 (SO-03F) が2014年5月にドコモから発売されました。
海外では既に3月から発売済みです。

Xperia Z1と比べてCPUやメモリ、その他数多くの点が進化しています。

CPUはSnapdragon 801 Quad-core 2.3GHzを搭載。
クロック数が増加し、少しだけ進化しました。

メモリはこれまでで最高の3GB。
ストレージは海外版が16GB、日本版は特別仕様の32GBです。

5.2インチ Full HDディスプレイを搭載しています。

またXperiaで初めてノイズキャンセリングに対応し、USB-DAC経由でのハイレゾ再生が可能、ステレオスピーカーを搭載するなど、音響関連で多くが進化しています。

日本版では恒例のガラパゴス機能である赤外線・おサイフケータイ・フルセグに対応・・・・・するかと思いきや、本機種では赤外線には対応しません。
これはZ3やZ4、Z5などのXperiaでも同様です。

OSはAndroid 4.4をはじめから搭載し、日本版ではAndroid 5.0へ、海外版ではAndroid 6.0へアップデート。

外見はこれまでと同様のオムニバランスデザインを踏襲し、薄型化されています。

気になるAntutuベンチ(v4.X)のスコアは約34,000。
Xperia Z1からはアップしていますが、Z Ultraとはほとんど変わらず。

これには理由があって、Snapdragon 801はSnapdragon 800のマイナーアップデートモデルで、あまり性能が向上していないことが理由として考えられます。
メモリの多さも、Antutuベンチ Ver4.Xではメモリの多さを考慮しないためスコアが変わらなかったのでしょう。

>> Xperia Z2 (SO-03F) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia ZL2 (Xperia Z2a)

xperiazl2

2014年5月、auから Xperia ZL2 (SOL25) が発売されました。

Xperia Z2と同じSnapdragon 801 Quad-core 2.3GHzを搭載するフラッグシップモデルです。

メモリは3GB、ストレージは32GBと、これもXperia Z2と同様となっています。
ディスプレイは5.0インチ Full HD液晶を搭載しています。

この機種はインカメラが31万画素しかなく、Xperia Z2の220万画素に対して少なすぎると話題になったこともありました。

Xperia Z2と同様に赤外線は非対応ですが、フルセグ・おサイフケータイ(FeliCa+NFC)・防水防塵に対応しています。

なお、海外版として Xperia Z2a が発売されています。
こちらはストレージが16GBへ少なくなり、フルセグ・おサイフケータイなどのガラパゴス機能が削除されています。

また外観にも少し違いが見られます。
xperiaz2a

別機種として紹介してもよかったのですが、Z2aはZL2の海外版であるということや外装の違いがほとんどなかったこと、スペック的にもほとんど違いが無かったことから同一機種として紹介しました。

Xperia ZL2のAntutuベンチのスコアは34,000とXperia Z2と変わらず。

>> Xperia ZL2 (SOL25) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia A2

xperiaa2

2014年6月、Xperia Z1 fの後継機種 Xperia A2 (SO-04F) がドコモから発売されました。
最近では珍しく海外版が存在しない機種です。

気になるZ1 fから進化した点ですが、実はほとんど何も進化していません。

基本的な性能はZ1 fそのままに、カメラ性能に関してはXperia Z2とほぼ同等となりました。
Z1 fと同様、赤外線・フルセグには非対応。
おサイフケータイには対応しています。

ディスプレイは4.3インチ、解像度はHD。

CPUは1世代前のSnapdragon 800 Quad-core 2.2GHz、メモリは2GB、ストレージ16GBとなっています。

外装についてはZ1 fとほとんど同じで手抜き?と思ってしまうほどですが、本体サイドのエッジ処理などが変更されています。

Antutuベンチのスコアは33,000くらいと、意外と頑張ってる印象。
解像度がHDな分CPUに余力が発生するためかもしれません。

>> Xperia A2 (SO-04F) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia T3

xperiat3

2014年7月、ミッドレンジモデルの Xperia T3 が海外で発売されました。
フラッグシップモデルよりも薄い、7mm厚の本体が特徴です。

前作Xperia T2 Ultraは巨大モデルでしたが今回はコンセプトが変わったのか、薄型モデルとなりました。
ミッドレンジモデルであることに変わりはないようです。

CPUはSnapdragon 400 Quad-core 1.4GHz、メモリ1GB、ストレージ16GB、ディスプレイは5.3インチ HD解像度。
ミッドレンジですが少しエントリーモデルに近い印象です。

Antutuベンチのスコアは20,000くらい。
T2 Ultraからは進化したもののM2よりは低い模様。
解像度の影響かもしれません。

>> Xperia T3 – Sony Xperia (UK)

Xperia C3 / C3 dual

xperiac3

ついに自撮り特化のXperiaが登場。
その名も Xperia C3 / C3 dual です。

2014年8月に海外で発売されました。

ミッドレンジスマホの分類ですが、大画面ディスプレイに800万画素のインカメラを搭載するなど特徴の大きいXperiaになります。
海外でのセルフィー需要に応えた機種ですね。

写真撮影には欠かせないLEDフラッシュがインカメラ側にもついています。
ソニーの本気。

CPUはSnapdragon 400 Quad-core 1.2GHzを搭載、メモリ1GB、ストレージ8GB、大画面5.5インチ HDディスプレイを搭載しています。

OSはAndroid 4.4を搭載、5.1までアップデートされて現在ではサポートが終了しています。

Antutuベンチですがこの頃Ver 5.0にアップデートされ、またしてもスコアが(少しだけ)上昇しています。
スコアのインフレ化が止まらないAntutu。

そのAntutuベンチ(v5.X)のスコアは約18,000ほど。
意外とv4.Xと変わりませんでした。

>> Xperia C3 – Sony Xperia (UK)

Xperia E3 / E3 dual

xperiae3

エントリーモデルながらフラッグシップモデルの高級感漂うスマートフォン、Xperia E3 / E3 dual が2014年9月に海外で発売されました。
Eシリーズで初めてLTEに対応しています。

スペックはCPUがSnapdragon 400 Quad-core 1.2GHz、メモリ1GB、ストレージ4GBを搭載。
ディスプレイは4.5インチ 480×854ピクセルと、エントリーモデルでは通例の小型モデル。

さすがにこのスペックだと、日本でメインで使うのは厳しいですね。
CPUはそこまで悪くはないですが。

Antutuベンチ(v5.X)のスコアは約18,000。
私事ですが、Antutuのバージョンが5.Xになったことでスコア結果画面にAntutuのバージョンが記載されるようになり、スコアを探すのが非常に楽になりました。

これまではバージョンの確認作業がかなり面倒だったので大助かりです。
よくやったぞ。

>> Xperia E3 – Sony Xperia (UK)

Xperia Z3 / Z3 dual

xperiaz3

当時の最新フラッグシップモデル Xperia Z3 (SO-01G / SOL26 / 401SO) がドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから発売されました。
日本の3キャリア全てから同一モデルのXperiaが発売されるのは初めてです。

ドコモ・au版Z3は2014年10月に、ソフトバンク版Z3は11月に発売されました。
海外ではデュアルSIM対応モデルの Xperia Z3 dual も発売され、海外版は台湾・イギリスで9月に発売。

Xperia Z2からの流れを汲んでオーディオ機能が進化して、これまでは出来なかった単体でのハイレゾ音源再生に対応しています。

日本独自の特別仕様も健在で、ストレージ32GB、フルセグ・おサイフケータイは日本向けモデルのみ対応。
例のごとく赤外線は非対応です。

スペックはCPUがSnapdragon 801 Quad-core 2.5GHzを搭載、従来の801からクロックが0.2GHz上昇しました。
メモリは3GB、ストレージは海外版が16GB、日本版は先も言ったように32GB搭載、ディスプレイはZ2同様の5.2インチ Full HDを採用しています。

なお、ドコモ版Xperiaでは本機種からSIMカードがminiSIMからnanoSIMへ変更されました。

後出のXperia Z4では発熱が騒がれた結果、中古市場ではXperia Z4よりZ3の方が高値で売られるなど、謎の価格高騰が発生したことも。
それだけ完成度の高い機種です。

OSはAndroid 4.4を搭載しています。
詳しいOSアップデート状況は 海外版XperiaのAndroid 6.0アップデート予定について をご覧ください。

Antutuベンチ(v5.X)のスコアは約40,000。
これは発売当時のAndroid 4.4での結果です。
Xperia Z2からクロックが上昇した分、スコアが上昇しました

>> Xperia Z3 (401SO) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Xperia Z3 Compact

xperiaz3compact

2014年11月、Z1 fに続くコンパクトモデルの後継機 Xperia Z3 Compact (SO-02G) がドコモから発売されました。
海外では9月に発売されています。

小型ながら必要十分な機能を備える大人気機種です。

スペックは、CPUはZ3と同様のSnapdragon 801 Quad-core 2.5GHz、メモリはZ3から減少し2GB、ストレージはZ3の半分の16GBとなっています。
また小型モデルのためディスプレイは4.6インチ HD解像度へ変更されました。

フルセグ・赤外線には対応しませんが、おサイフケータイ・防水防塵・ノイズキャンセリング・ハイレゾ再生に対応。
Xperia Z1 fから大幅に進化しています。

Antutuベンチ(v5.X)のスコアは44,000ほど。
解像度が低からか、Z3よりも高いスコアを示しています。

>> Xperia Z3 Compact (SO-02G) – ソニーモバイルコミュニケーションズ

公開日: